ジャガイモ ~特産農産物レシピを紹介します~
ジャガイモは穀物に匹敵するほどデンプンが多いので、主食にも副食にもなり、特に寒冷地ではビタミンCとB1の補給に重要な役割を担っているようです。ビタミンCは一般的に加熱すると組織が壊れてしまいますが、ジャガイモではデンプンがビタミンCを包み込んで守ってくれているので、茹でたりしてもほとんど壊れることがなく残ります。このほかにも、パントテン酸やカリウム、イオウ、リン、塩素などのビタミン類をはじめ、ミネラルがバランスよく含まれています。
パントテン酸は消化の促進と解毒作用があり、カリウムは血圧を下げる効果があるといわれているので「肉じゃが」など、肉類との付け合せに最適です。また、イオウ、リン、塩素は殺菌作用のほか、皮膚と粘膜の浄化に効くそうなので、美容食に格好の食材だといえます。
ただし、芽や皮が緑色になった部分はソラニンという有毒物質を含んでいますので、中毒にならないように芽を深くえぐったり、皮を厚く剥いてから調理するようにしましょう。
ホウレンソウ入りイモ団子

材料(4人分)
ホウレンソウ | 2分の1束 | |
ジャガイモ | 500g | |
片栗粉 | 120g | |
塩 | 少々 | |
サラダ油 | 適量 | |
A | 砂糖 | 小さじ1.5 |
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しょうゆ | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ3分の2 |
作り方
- ホウレンソウを茹で、水気を取ってから細かく切る。
- ジャガイモは皮をむいて、塩を加えたお湯でやわらかくなるまで茹で、水気を切ってマッシャーなどでつぶす。
- 2.に1.と片栗粉を入れてホウレンソウが固まらないように満遍なく混ぜた後、形を整えながら丸型にする。
- サラダ油を入れて熱したフライパンで、3.を両面とも焦げ目が付くまで焼き、Aの調味料を加えて全体にからめて出来上がり。