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トピックス

スイートコーン

品種

 イエロー系  :「ゴールドラッシュ」、「味来(みらい)」
 ホワイト系 :「ピュアホワイト」
 バイカラー系:「ピーターコーン」

発芽適温

 発芽適温:25~30℃(積算温度160~180℃)
 播種可能最低地温:14℃(これ以下では極端に発芽が悪くなる)

作型

栽培上の注意点

  1. 播種時期は、5月上旬~7月中旬とし、収穫適期幅が狭いので、段播きする。スイートコーンは発芽に比較的高温が必要なので、早い作型では育苗して移植する。
  2. 1か所に2~3粒を約2cmの深さに播く。発芽温度は15℃以上。
  3. 発芽揃いや初期生育促進のためマルチ栽培が有効である。
  4. スイートコーンは他の株の花粉がつかないと実が着かない(他家受粉)。花粉は風で運ばれる。飼料用トウモロコシの花粉で受粉すると粒が硬くなり甘みが低下する(キセニア現象)ので飼料用トウモロコシから50m以上離して栽培する。
  5. 本葉5枚頃に1本に間引く。間引きは、残す株の根元を傷めないよう、ハサミを使って切る。
  6. 雌ずいは1株に2~3個着くが、一番上に着いた雌ずい一番大きくなるので、下に着いた雌ずいは小さなうちにかき取る(ヤングコーンとして利用)。
  7. 株元から発生してくるわき芽は残しておく。残した方が、1株の根量や葉面積が多くなり、先端まで実の入った大きなトウモロコシが収穫できる。
  8. 収穫は早朝の気温の低い時に行い、早く低温貯蔵する。(温度の上昇とともに、糖分が低下する。)

施肥設計

アワノメイガの幼虫
  1. 吸肥力が強い作物なので、十分に肥料を施す。
  2. 追肥する場合は、1本立ちとした後及び雄ずい出穂する前後とし、速効性肥料を施用する。
  • スイートコーン:無マルチ栽培
  • kg/10m2
肥料名 基肥 追肥 備考
1回 2回
完熟堆肥 40     追肥は2回に分施
1回目:本葉6~8枚時
2回目:雄穂出穂期
苦土石灰 1.5    
IBS1号 1.2    
硝加燐安333 0.8    
NK808   0.1 0.2
  • マルチ栽培
  • kg/10m2
肥料名 基肥
完熟堆肥 40
苦土石灰 1.5
IBS1号 1.6
硝加燐安333 0.8

病害虫防除

デナポン粒剤5
  1. 「アワノメイガ」の卵は葉裏に産み付けられ、卵から孵化した幼虫は雄ずいに移動して雄ずいを加害する。雄ずい加害後、雌ずいに移行し雌ずいを食い荒らすので、「雄ずい出始め時」と「雌ずい出始め時」が防除適期である。「デナポン粒剤5」(三明ケミカル)の散布が有効である(10a当たり4~6kg、2回以内、但し収穫21日前まで)。
  2. 受粉が終わった後、雄ずいだけを切り取り、圃場外に持ち出すことで、「アワノメイガ」の幼虫密度を下げることができる。
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